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歯のアンチエイジング通信

第11回 PMTC

今回は「PMTC』についてお話したいとおもいます。

PMTCとは歯科衛生士が機械や器具を使って、物理的に歯のクリーニングをすることです。
歯についた汚れを歯垢(しこう)といいますが、専門的にはバイオフィルムと呼ばれ、細菌が歯の表面に形成したネバネバの膜です。 歯ブラシでは容易に取り除けないほど協力な粘着力を持っています。この中に、虫歯や、歯周病の原因の菌が住み着き、これらは、毒性の高い悪玉病原菌です。これら、悪玉病原菌や、それが産生する毒素が、歯肉粘膜から血流に入り込み、血管内で感染を起こしたり、血管壁にへばりつくと血栓をつくったりと大変な悪さをします。

歯のクリーニングすることにより、このバイフィルムを効果的に取り除くことができます。3ヶ月に1度行うと効果的です。

バイオフィルムによる全身的な弊害は下記の通りです。

①心筋梗塞
歯周病にかかってる方が、心筋梗塞を起こす確率は、歯周病にかかってない人の3倍高いという結果がでてます。

②糖尿病
糖尿病の人は感染に弱いため、歯周病になりやすいといわれますが、逆に歯周病の人も糖尿病にかかりやすいし、糖尿病を悪化させやすいこともわかっています。

③老化
無菌状態の哺乳類は、脳の完成までの期間の5倍生きると言われてるそうですが、人間の脳はおよそ25歳で完成しますから、本来の寿命は120~130歳であると推測されます。現在の状態では無菌状態は無理ですが、一番影響を及ぼしているんが、私たちの体内、特に、口の中の細菌です。

わたしたちは外からの病気の感染には注意を払いますが、体内に細菌には無鈍着です。まずこの考えを改めることが健康、若返りの第一歩です。

 

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