第16回 歯周病
こんにちは。今回は歯周病についてお話したいと思います。
成人の80%が歯周病にかかっているといわれています。
歯周病は細菌による感染症です。歯周病菌と、細菌から身体を守ろうとする防御機能のバランスが崩れると発症、進行していきます。
初期の段階ではほとんど自覚症状がないので、進行するまで自覚しにくい病気です。
近年、歯周病と全身疾患(糖尿病、心臓疾患、肺炎、低体重児出産、早産、骨粗そう症など)の密接な関係も明らかになってきて、お口の中をきれいにし、歯周病を治癒、予防することが全身疾患の予防に繋がると報告されています。
現在、歯周病だと自覚して歯科医院に行かれる方は実は少なく、むし歯や口の中の異常を感じて歯科医院に行ったところ歯周病にかかっていることを指摘されることも少なくありません。
下記のような症状がひとつでも当てはまったら、歯周病かもしれません。
チェックしてみましょう。
- ブラッシング時、歯ブラシに血がつく
- 歯肉が赤く腫れている
- 歯肉から膿が出ることがある
- ぐらぐらする歯がある。歯の隙間が広がってきた
- 口臭がある
- 歯が以前より長くなったように見える
- 朝起きた時に口の中がネバネバする
- 冷たいもの、熱いものがしみる
- 歯肉から自然に血が出る
など
当てはまる症状はありませんでしたか?
歯周病は早期発見、早期治療が重要です。症状が無くても定期的に検診でチェックしていきましょう。