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歯のアンチエイジング通信

第2回 ホワイトニング

こんにちは、歯科医師の佐山です。第2回アンチエイジング通信は私がお送りいたします。
今回のテーマは“ホワイトニング”でお送りさせていただきたいと思います。
ここ数年、日本では美白ブーム(ホワイトニング)の影響もあり、お肌の手入れに余念がない方も多いのではないでしょうか?
欧米では昔から、綺麗な歯並びや、輝くような白い歯を美しさの象徴として重要視されているようで、歯のホワイトニング材もドラッグストアで簡単に手に入れることができます。
ホワイトニングの一番の特徴は削ったり、歯の表面に何かを貼り付けたりという方法ではなく、歯そのものを白くしようとする方法です。

ホワイトニングとは何か?というときに必要になってくるのが、歯の構造です。歯の一番外側はエナメル質という硬い組織で覆われています。エナメル質は半透明ですりガラスみたいなものでそれ自体にあまり色はありません。ただ、加齢的に細かい傷が入ったり、細かい亀裂が入ったりすることによって、くすんで透明感がなくなっていきます。
その内側は象牙質という組織でクリーム色をしています。普段見えている色は、この象牙質のクリーム色がエナメル質を通して透けているイメージです。象牙質は加齢とともに色が濃くなっていきます。生えたばかりのお子様の永久歯は白っぽいですが、おじいちゃんの歯は暗い黄色っぽい感じがするのはそのためです。
歯の表面についている汚れ(茶渋やヤニ)は表面を研磨して、磨いていけば歯本来の色に戻ります。ホワイトニングはここからスタートです。さらに内面の色を白くしていこうという方法です。
髪の毛に例えると、表面に色をのせていくカラーリングではなくどちらかというと脱色に近い方法です。

白いのはどれくらいもつの?とよく聞かれます。
残念ながら1回ホワイトニングをして白くしたからといって、一生白いままというわけにはいきません。ホワイトニングを終了した時点から象牙質は加齢的に着色していきます。個人差はありますが、1~2年くらいで変色してきます。ただ、一度ホワイトニングした歯は2回目からは比較的スムーズに白くなっていくようです。

期間はどれくらいかかるの?
これも皆さん気になるようです。全ての方が同じ歯の色をしていて、同じように白くなっていくわけではないのでどうしても個人差が出てきてしまうのですが、だいたい2~4週間で効果が得られます。

人との出会いで非常に重要となってくるのが第一印象、しかも始めの数秒でおおかたその人のイメージが出来上がってしまうという研究結果があるそうです。最近そのような本も多く出版されているようです。
接客、お見合い、合コンなどなど、第一印象がなおのこと重要になってくる場面において、輝くような清潔感のある白い歯は、好印象を与える要素となることは言うまでもありません。芸能人ではないですけれど、好感度少しUPさせてみませんか?

 

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